身体を離れて空間に放たれ、自身のペースで宙を旋回する装身具。スケールが変化することで、観る者の日常を揺さぶり感覚に変化をもたらします。
空間に存在する〈ライン〉はモビールの動的な展開 - 構成、分割、別離、あるいは接続 - によって初めて可視化されます。 詩的ながら生命力が感じられる〈ライン〉をとおして、モビールは空間に存在する境界や精神を再定義し、穏やかに包みます。絶え間なく変化していく曲線によって存在と余白が交錯し、精神的・視覚的空間をあらわにします。
「空中彫刻(モビール)がその場に及ぼす波動とともに、鑑賞者は瞑想のひとときを過ごすことでしょう」
「真に現実的なものは、事物の外から見えるかたちではなく、その中にひそむ本質である」
コンスタンティン・ブランクーシ